令和6年度第78回卒業証書授与式を行いました

 



 三寒四温を繰り返しながら、春の訪れを確かに感じられる今日の佳き日、公私ともにご多用の中、倉吉市副市長 加藤 礼二 様、倉吉市教育委員会 教育長 中田 寛 様、久米中学校PTA会長 山増 博通 様をはじめ、たくさんのご来賓の皆様にご臨席を賜り、倉吉市立久米中学校、第78回卒業証書授与式を挙行できましたことを、心より感謝申し上げます。

 また保護者の皆様には、本日、お子様が、晴れの卒業の日を迎えられましたこと、さぞ、お喜びのことと存じます。  教職員を代表し、心からお祝い申し上げますとともに、本校にお寄せいただいたご理解とご協力に対しまして、深く感謝申し上げます。

 さて78期生の皆さん。 私は君たちと一緒にこの久米中にやってきました。百年に一度といわれる新型コロナウイルス感染症との戦いの後半戦。そしてGIGAスクール構想といわれる急速な学校へのICTの普及。大きな変革の時期を一緒に過ごしてきた3年間でした。

 そうした君たちと過ごした3年間の中で忘れられないのは、そう、今年度の運動会でした。あの秋晴れの下での美しい整列。自分たちが成功させるんだという意思が、指先にまで届いていました。ダンスに、競技に、応援に、そして、それぞれの係の連携、後片付けまで、いい先輩ぶりでした。 君たちの思いは、参加する者、観ている者を「感動」させる力でした。 今後も続いていく久米中の運動会や学校祭。先輩から引き継いだ伝統をしっかりとつなぎ切った君たちでした。ありがとう。

 君たちは部活動でも、外部の様々な活動でも頑張っていました。一番印象に残っているのは、駅伝部です。夏の暑い中でも、それぞれが自分の力を信じ、一秒でも早く走ることを目標として取り組んだ日々、プレッシャーにも負けず自らの力を出し切ろうとする姿から、簡単に 「無理」だと諦めてはいけない ということを、中学生には想像を超えた可能性があることを、この歳になって改めて学ばせていただきました。

 繰り返す失敗から得た経験は、君の人生をきっと豊かにしてくれることでしょう。
 たくさんのチャレンジとエラーは、社会が君を何者にも代えがたい存在だと認めることでしょう。なぜなら一人の個人として、君が経験に要した時間が、君自身だからです。
跳ね返されても挫(くじ)けずに、自分の興味の向くことにエネルギーをぶつけてください。 
好きなことに没頭しましょう。それが、君の進むべき道なのかもしれません。
相手の出方ばかりを気にしたり、摩擦を小さくするように、角が立たないように、縮こまって丸まったりするのではなく、どうか失敗を経験に変えて、自分のハードルを一つずつ越え続けてください。

 豊かで幸せな人生を送ってくれることを祈っています。


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